千葉工場 製造一部 エチレン製造二課
髙島 尚希 Naoki Takashima
2019年入社 / 先端技術科学教育部 物質生命システム工学専攻修了
経歴
よりスケールの大きい仕事に従事したいという想いが強かった私は、モノづくりのなかでも上流に位置し、多種多様な産業と密接している化学メーカーや石油精製業を中心に就職活動を行いました。丸善石油化学には同じ研究室の先輩が入社していたこともあり、早い段階から注目していました。特に、国内唯一の同一工場内エチレンプラント2基体制で製品を安定供給している点は魅力に映りました。
また、面接に1時間以上を費やし、丁寧に私の話を聞いてくれた採用担当の方の真摯な態度に惹かれたこともあり、内定をいただいたときにはすぐ入社を決意しました。
所属しているエチレン製造二課は、24時間365日稼働しているエチレン製造装置等の運転および管理を担っています。課内では製造工程ごとに役割分担がなされており、私は原料を熱分解する工程の技術検討を担当しています。学生時代には縁遠かった分野の知識が必要なので、配属当初は何から勉強すればいいのか分からない状態でした。できるだけ現場に出向き、運転担当者から話を聞くようにしたほか、現在は他部門との合同勉強会に参加することで、知識の補強に努めています。
何をどう変えれば改善につながるのかを考案するのは大変ですが、その机上の苦労が、高効率化や品質安定化など、目に見える成果として確認できる点に大きなやりがいを感じています。
配属から3ヶ月が経過したときに、給水装置の不具合の改善を任せてもらった経験が、貴重な教訓になりました。チームの力で課題を解決していく重要性を学んだからです。初めての主担当業務だったこともあり、経験が足りない自分一人では装置の運転データを見ただけでは不具合の原因を特定できずにいました。
そこで、だいたいの見当をつけてから、ベテランのオペレーター社員に相談に行きました。すると、何十年もの装置運転経験をもとに様々な角度からアドバイスをもらうことができたのです。そうして想定原因を絞り込み、対処することで、無事に不具合を解決させることができました。周りには経験豊かな頼れる先輩がたくさんいます。独力で原因を模索する行動ももちろん必要ですが、時には周囲に助言を仰ぎ、相談することも大切だと、身をもって感じた経験でした。
当面の目標は、担当装置の基礎知識をしっかり身に付けることです。先輩の経験談や合同勉強会などを通じて、社内のエンジニアが取り組んでいる改善案件や省エネ案件に関する情報に触れることで、装置に関する知識やノウハウを学び、引き出しを増やしていきたいです。
そして、いずれは設備投資をともなうようなスケールの大きな改善案件の主担当を務めたいと思っています。すでに、アイデアはいくつか浮かんでいるので、必要性を理論的に説明するための専門知識や、実行策に落とし込むためのノウハウを強化していきたいと思っています。長期的には、エンジニアとして多種多様な経験を重ねたうえで得意分野をつくり、どの社員からも「●●装置のことなら高島に聞けばいい」と認知されるような唯一無二の存在になりたいですね。
メールのチェック、装置運転状況の確認
課内ミーティングで装置の現況について情報共有
改善案の技術検討と、資料作成
エンジニアリング会社との打ち合わせ
上司や先輩と技術検討の
方針について協議
小学生のころからずっとサッカーをやっていたこともあり、先輩に誘われて社内のフットサル部に入りました。月に一度は練習しています。
また、入社1年目の冬にクルマを購入したので、ドライブにハマっています。手始めに千葉県内の観光名所を巡り、ゆくゆくは日本国内の観光地を巡るドライブ旅行を実現させたいです。
ここにある使命と誇りの結晶が、世界をもっと豊かにする。