入社後は、千葉工場の化成品製造課に配属となり樹脂の製造を担当しました。はじめは先輩の指導のもと、サンプル採取や運転記録の残し方などを学び、その傍らで自ら仕事を覚えるため、配管の流れを追いかけ製品が作られる過程を学びました。そのうち、装置が正常に稼働しているかのパトロールや、装置のオペレーター業務にも携わるようになり、自分が動かした装置が製品を作り出すことに達成感を得たり、自分の意見が認められて取り入れられたりすることにやりがいや喜びを感じていました。
技術職 2010年入社
大山 恭史 Takashi Oyama
千葉工場 製造二部 化成品製造課 ME係
出身学科:工業高校 工業化学系卒
1年目~できることの幅を少しずつ広げ、先輩たちに追いつこうとしていた日々。
入社後は、千葉工場の化成品製造課に配属となり樹脂の製造を担当しました。はじめは先輩の指導のもと、サンプル採取や運転記録の残し方などを学び、その傍らで自ら仕事を覚えるため、配管の流れを追いかけ製品が作られる過程を学びました。そのうち、装置が正常に稼働しているかのパトロールや、装置のオペレーター業務にも携わるようになり、自分が動かした装置が製品を作り出すことに達成感を得たり、自分の意見が認められて取り入れられたりすることにやりがいや喜びを感じていました。
現在の仕事 経験を積むことでより責任ある仕事に取り組む。家族の存在、後輩の成長が力に。
現在は、装置のオペレーションと入出荷に関わる業務を担当しています。
オペレーション業務では、担当装置の蒸留塔で溶剤の製造を行い、今ではセクションリーダーを任されるまでになりました。具体的には、後輩指導や作業の組み立て、メンバーへの仕事の割り振りなどを担当しています。
入出荷業務では、自分たちのチームだけではなく他の部署や社外の関係者とも調整を行いますので、間違いの無いよう慎重に仕事を進めることを心がけています。
これだけ日々の仕事に集中して取り組めているのは家族の支えが大きく、また後輩の成長した姿をみるとやりがいを感じるため、これからもモチベーション高く頑張っていきたいと思います。
今後のキャリア
育ててもらった恩を、後輩を育てることで返していきたい。
仲間や後輩がどんどん増えていきますが、コミュニケーションがとりやすい環境を作ることが私の役割だと思っています。またキャリアが浅い頃は、多くの先輩たちに助けられながら仕事を覚えていきました。今後は、私が周りを支えるような存在にならなければと思い、後輩たちの育成にも積極的に取り組んでいます。
技術職 1988年入社
吉田 寛文 Hirofumi Yoshida
千葉工場 製造二部 アルコールケトン製造課 課長
出身学科:高等学校 普通科卒
1年目~日本で3社のみ。トップシェアを生み出す工場で働く誇りと責任。
入社後は工場にて、当社の主力製品であるメチルエチルケトン(MEK)の製造ラインに配属となり、オペレータとして業務をはじめました。私たちが製造するMEKは、日本でも3社しか製造しておらず、その中のトップシェアとなるものですから、重要な製品づくりの一員になれたことに誇りを感じましたし、同時に責任の重さも感じていました。
12年目~メンバーを率い、大きな成果をあげる喜び。
2009年に主任となり、アルコールケトンの製造装置などの設備全般の管理、作業の安全管理、部下となったメンバーたちの労務管理などを担う立場となりました。
仕事においては部下育成の一環として、メンバーの業務に対する動機付けや、安全への意識啓蒙など、仕事のほとんどが人と関わる業務となり、これまで以上に人とのコミュニケーションが重要になりました。これまでの業務と全く違う内容のため、最初は大変ではありましたが、その分、部下の成長を感じたり、チームで目標を達成したりと、主任としての職務のなかで、一人では味わえない大きな喜びを実感できるようになりました。これまでとは違う充実感や達成感が得られ、自身の成長やキャリアに対する意識も高まりましたね。
東日本大震災で工場が甚大な被害を被った事もありましたが、チームみんなで一丸となって乗り越えた事は、チームはもちろん、私にとっても貴重な経験です。
現在の仕事より高い視点から、国内外で愛用される製品づくりに取り組む。
2018年にアルコールケトン製造課の課長となり、現在に至ります。課長の立場では、製造装置全般の管理責任を担い、安全・安定的な稼働と、お客様に高品質な製品をお届けできるよう課全体を動かしていくことが役割となります。そのため、自分の課だけではなく、生産管理部門や設備管理部門とも連携をとり、橋渡しとしての仕事を担っています。
当社のMEKは優れた溶解性を持つ溶剤として国内外で使用され、ものづくり、ひいては私たちの生活に欠かせないものとなっています。そんな製品づくりに関わる一人として誇りを持ちながら、部下たちの意欲を引き出すようなマネジメントを心がけています。
今後のキャリア
周囲の仲間に恵まれたキャリアだからこそ、その経験を継承していく。
私のこれまでのキャリアは、上司や先輩、同期、そして後輩と、周囲の人に恵まれたからこそ築けたものだと思っています。製造現場一筋でこれまで歩んできましたが、私を育ててくれた「仲間」への恩返しのためにも、これまでの経験を活かして、その想いを継承していきたいと考えています。もちろん自分自身も、まだまだ成長したいですし、研修や自己啓発を通じて、もっとたくさんの「仲間」を育てる事が、私の今後の仕事であると考えています。
ここにある使命と誇りの結晶が、世界をもっと豊かにする。